いけばなってこんなに自由!
お花好きさんはもちろん、不器用でも、お仕事で仕方なくでも、なにか始めてみたいでも、
今日からできる「わたし流」いけばなはじめましょう!
今回は、お花だけだと寂しいな、っていうときの添えのひと枝をいれてみましょう。
枝ものでかっこよく、緑が鮮やかな葉でかわいらしく、
秋なら紅葉してる葉も魅力的です。
ワンランク上の品がでるかも。
Contents
主役を引き立てる”添える”という美しさ
大切なのは個性
一輪だけが美しいものもありますが、そこにもう一枝を
そっと添えることで、一輪がふっと表情を出すことがあります。
しなやかですっと伸びた枝を添えるとかっこよさや粋が生まれます。
丸い葉や、小さい葉がたくさんついたものだと可愛らしさや優しさが生まれます。
色や形、質感、それぞれの個性を大切にしながら、
主役の一輪の花に添えてあげることで、
花と響きあい、お互いを高めあい、調和するとき、
いけばなに深みが生まれます。
脇役のしごと
いけばなにおいて、添えの枝や葉は”脇役”と呼ばれることがあります。
けれどその役割は、決して小さなものではありません。
主役の花が美しく見えるかどうかは、この脇役しだいでもあるのです。
ほんの少しの細枝の流れが、全体をまとめることもあります。
目立たないように足元に添える葉が、花の立ち姿を安定させてくれます。
主張しすぎず、でもなくてはならない存在。
”わきまえる”ことで生まれる美しさは、人の心遣いのようにも思えます。
花をいけることは、ただ目立つ花を飾ることではなく、
脇役のしごとにこそ意識を向けることなのかもしれません。
添えたいのは枝?葉?それとも?
枝でかっこよく
枝は「和」や「わびさび」の雰囲気をだせる素材であると同時に
空間をまとめるための線にもなります。
斜めに伸びた枝を足元にいれてみましょう。
枝先が前に向かってくるように。
枝の曲がり方は左右どちらかな。
曲がり方によって、
右前にいれるのか。
左前にいれるのか。
枝の表裏はどっちかな。
対話を忘れずに。
枝先が下を向いていると元気がないように見え、
太陽に向かって上をむいているといきいきと活力が出て、
角度をつけると空間に奥行きがでます。
花を支えることもでき、空間をまとめることもできます。
葉でかわいらしく
枝がかっこよさや空間をまとめられるなら、
葉は優しさや可愛らしさを添えることができます。
丸い形の葉は、そこにあるだけで作品がふんわりやわらかな印象になります。
明るい緑色や、少し白の斑入りの葉は、花の色を引き立てながら
全体を明るく、軽やかに、華やかに演出してくれます。
葉の表裏をみて、
葉先がどちらに向くと素敵かな。
傷んでる葉はないかな。
多すぎたり少なすぎてないかな。
大きくなくていい。
控えめで、そっと寄り添うような葉、
その優しい存在感で、花の表情をぐっと柔らかく、
愛らしくしてくれます。
季節をいかせたら
また、枝や葉には季節感があります。
春の明るい新芽は、これからの成長が楽しみ。
黄緑色でうきうきとやわらかな印象。
夏は濃い緑。深緑は、夏の特徴的なお花にも合い、
いきいきと元気な印象。
秋には紅葉した枝や葉。真っ赤な葉が鮮やかに、
その後、散りゆく葉はに儚さを与えてくれます。
季節の移ろいをほんの少し添えるだけ。
それだけで見る人のこころにそっと届くものがあります。
足元を整えると安定と姿が生まれる
足元の整え方
いけばなにおいて、器の口の部分を”足元”と呼ぶことがあります。
花の茎などが、器の口に触れている部分ですね。
いけばなでは、この”足元”を整えることがとても大切にされています。
花がどんなに美しくても、足元の空間が空きすぎたり、
枝や葉を乱雑にいれていたりすると、全体が乱雑にみえてしまいます。
いけばなは活ける人(わたし)のこころ映すと思っておきましょう。
枝や葉が重なり合っていないかな。
重なりすぎて見えない葉は、少しずらしたり、
取り除いて整理してみましょう。
足元の枝や葉は弱っていないかな。
枯れている枝や葉も、
取り除いて自然の風が通るような空間をつくってみましょう。
足元に景色を
いらない枝や葉を取り除いたら、景色をつくりましょう。
器の口が全部みえる事のないように、
枝や葉を花の茎の前にいれてみたり、
後ろに添えてみたりしながら、
美しいと思える景色を感じてみてください。
「わたし流」でいいのです。
花に個性があるように、
好きな景色や綺麗だと思う景色も人それぞれです。
花に寄り添い、自分のこころを映し、
見る人の気持ちを考えながら、いれてみましょう。
凛とした立ち姿
足元に気を配ること。
それは人の所作でもいえることですよね。
立ち姿が美しいと、全体がまとまり、
落ち着きと奥行きが生まれます。
足元を整えることで、
全体が美しく見えるのです。
凛と品よく、粋にかっこよく、やわらかに愛らしく、
足元に何をどういれるかで全体の印象、立ち姿をつくります。
まとめ
いけばなは、添える枝、添える葉によって
全体の印象がかわります。
かっこよくしたいのか、可愛らしくしたいのか、
主役の花を引き立てる名脇役をみつけるのも
楽しいですね。
いろんな組み合わせを楽しみながら、
「わたし流」にそっと添えてみてください。