初心者のいけばなでおもてなしVOL.4”お花を長く楽しむためのコツ入れ3選”

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いけばなってこんなに自由!

お花好きさんはもちろん、不器用でも、お仕事で仕方なくでも、何か始めてみたいでも、

今日からできる「わたし流」いけばなはじめましょう!

今回は、より長くお花や枝を楽しんでもらえるように、

入れるときの少しのこころがけを5つご紹介します。

少し知っているだけで、ワンランク上の品を身につけましょう。

 

茎の切り方でお花の元気が変わる

斜めに切るのはなぜ?

茎を斜めに切ると、水に触れる面が大きくなり、

水を吸収しやすくなります。

断面が広くなることで、より多くの水を吸い上げられ、花持ちがよくなります。

また、斜めに切ることで、切り口が花器の底にぴったり張りつかず、

水の通り道が確保されます。

はさみは良く切れる花専用のものを使うのがおすすめです。

特に茎の柔らかいお花、トルコキキョウやカーネーションには花専用をつかいましょう。

基本の技法ですが、これを守るとお花の元気が変わってきます。

 

枝ものは削って割ってみて

枝もの(茎が木)は茎が硬いので、普通に切っただけでは水を上手く吸ってくれません。

そんなときは、切り口の皮を少し削る+縦に割ることが大切。

水に触れる面を増やすことで、水がぐんと上がりやすくなります。

ごぼうのささがきのような感じで、分厚い皮をそぎ落として、

はさみを茎の切り口に対して縦に割ります。ケガをしないようにきをつけて!

梅や桜、雪柳や南天などの枝ものに効果的です。

花を綺麗に咲かせてねと対話しながら、はさみを入れてみましょう。

 

切るなら朝?夜?ベストなタイミングっていつかな

お花を切るタイミングは朝がおすすめです。

朝は気温が低く、植物がたっぷりと水分を吸い上げている時間帯。

茎の中の水分量が多く、切った後の水上がり(吸水力)がスムーズになります。

反対に、日中から夕方にかけては、水分が蒸発して、茎が乾いている状態。

夜は涼しくても光合成のリズムが終わっている為、

吸水力が不安定です。

 

花器の清潔さがカギ

花器は使う前にもう一度洗って

見た目がきれいでも、前に使ったときのバクテリアやぬめり

のこっていることがあります。

これが水の汚れにつながり、花を弱らせる原因に。

使う前に、中性洗剤で中までしっかり洗って、

よくすすぐのがおすすめ。細口の器や花瓶の底は

ボトル用ブラシを使うと便利です。

特に、前回のお花入れから時間があいた花器は、

カビやホコリがついていることもあるので注意です。

お花を入れる前のひと手間が、花もちの良さにつながります。

 

ぬめりはバクテリアのサイン

花器の内側や、茎のまわりがぬるっとしていたら、

それはバクテリアが繁殖している証拠です。

このぬめりは水を汚し、茎の水の通り道をふさいでしまうため、

お花が早くしおれてしまいます。

嫌なニオイがすることも。

ぬめりを見つけたら、すぐに水を替え、花器を丁寧に洗いましょう。

ぬめりは見えにくいこともあるので、花を入れ替えるタイミングで

毎回こすり洗いするのが理想です。

特に夏場はバクテリアの繁殖が早いので、1日1回の水替えと

洗浄が花もちアップのカギになります。

 

洗剤で洗っても大丈夫?

花器は中性洗剤で洗って良いです。

ぬめりや汚れ、バクテリアをしっかり落とすために、

スポンジで中まで丁寧に洗いましょう。

洗剤を使ったあとはしっかりすすぎましょう。

定期的に薄めた漂白剤でつけ置きして、

殺菌するのも効果的です。

ただし花器の材質(竹、木、金属など)によっては花器がダメになることもあるので

注意して下さいね。

 

素材によって洗い方の工夫を

花器の素材によって、洗い方にも注意が必要です。

たとえば、ガラスや陶器の花器は、中性洗剤でしっかり洗っても大丈夫。

スポンジやブラシでこすって、ぬめりや汚れを落とし、よくすすぎましょう。

定期的な漂白剤でのつけ置き洗いもおすすめです。

一方で、竹や木、金属製の器は水に弱かったり、

サビや変色の原因になることがあります。

洗剤の使用は控えめにして、柔らかい布で拭き取る。

またはぬるま湯でやさしくゆすぐ程度が安心です。

素材の性質を知っておくことで、花器も長持ちし、

お花も気持ちよく過ごせます。

お気に入りの器こそ、丁寧に扱ってあげましょう。

 

こまめな水替えが花と器をまもる

お花を長く楽しむには、こまめな水替えが欠かせません。

水が汚れるとバクテリアが増え、茎がつまりやすくなり、

お花の元気がどんどん失われてしまいます。

また、汚れた水は花器の内側にもぬめりや汚れを残してしまい、

器の劣化やニオイの原因にもなります。

目安としては、夏場は毎日、涼しい時期でも2日に1回の水替えがおすすめです。

水替えのたびに、器をさっと洗ってあげると、

花も器も清潔に保てて、どちらにも優しい習慣になります。

 

お水にもひと工夫を

水の温度はぬるめ?冷たい?

お花に使う水は、基本的に冷たすぎない常温の水が理想です。

特に暑い季節には冷水を使いたくなりますが、

急激な温度差はお花にとって負担になることもあります。

ただし、茎がしっかりしている枝ものや

水が上がりにくいお花(バラや百合)は、

ぬるま湯(30~40度程度)で湯上げをすると吸収がスムーズになることも。

湯上げは、プロの現場でも良く使われています。

一方で繊細なお花や暑さに弱いお花には

冷たい水の方が持ちが良い場合もあります。

 

氷を入れるのは効果的?それとも避けるべき?

〇氷が効果的な場合

暑い夏の日に、水温上昇を防ぐために一時的に使うのは良いです。

室温がたかくて水がぬるくなると、バクテリアが繁殖しやすくなるため、

水を冷やして清潔に保つという意味で役立ちます。

✕氷が向かない場合

繊細なお花に氷水は負担になることがあります。

急激な冷えで吸収が鈍くなり花がしおれる原因になることも。

花全体の温度が下がりすぎると、花にストレスになることも。

 

基本は常温(15~20度くらい)が安心ですが、

「どうしても水がぬるくなる状況で氷を一時的に使う」

にとどめるのが理想です。

 

深水と浅水、どちらが長持ち?

お花を長持ちさせるには、花の種類によって水の深さを使い分けるのがポイントです。

たとえば、バラや百合、トルコキキョウなどの水を良く吸うお花には

深水(茎の半分~2/3ほどつかるくらい)が向いています。

茎がしっかりしているので、水の量が多くても傷みにくく、しっかり吸水できます。

 

一方、ガーベラやスイートピーなど茎が柔らかく、水に弱いお花

浅水(数センチ程度)にするほうが安心です。

深水にすると茎が腐りやすく、水が濁りやすくなります。

 

どのお花も共通なのは、水を清潔に保つこと。

深くても浅くても、毎日の水替えと花器の洗浄が花もちを左右します。

 

栄養剤や漂白剤を少しだけ

お花を長持ちさせるには、水に市販の花用栄養剤(延命剤)を少し加えるのが効果的です。

栄養剤にはバクテリアの繁殖を抑える成分や、花の呼吸をゆるやかにする働きがあり、

花もちをぐっと良くしてくれます。

 

もし栄養剤が手元になければ、台所用漂白剤(ハイターなど)をほんの少し

加える方法もあります。

水1リットルに対して1~2滴が目安です。

これにより、水の中の雑菌が抑えられ、水が濁りにくくなります。

ただし入れすぎは逆効果。茎が傷んで花が弱ってしまうこともあるので、

「ほんの少し」を意識して使いましょう。

 

まとめ

お花を長持ちさせるために大切なことは、

特別な道具や技術よりも、毎日の小さな気配りです。

茎の切り方、水の温度、花器の清潔さ、

どれも少しずつの工夫ですが、それぞれが花に元気を与えています。

たとえ1輪でも、丁寧に扱えば驚くほど長く咲いてくれます。

お花との時間が、日々の暮らしをやさしく整えるきっかけになりますように。